暇のパラメータ

暇なので書いてます。

行きつく先

最近ブログを書いていなかった。その間、何をしていたかというと、将棋をしていた。

youtubeのオススメに将棋の解説が出てきたので、何の気なしに見てみると、思いのほか面白かったのだ。それから次々と将棋の解説を見るようになり、自分でもやってみたいと思い始めた。もともとは駒の動かし方を知っている程度だったのだが、この2か月はコンピューターと対局したり、本を読んだり、詰将棋をしたりと、毎日何かしら将棋の勉強をしている。

そして、なんとなく自分の戦型が固まってきた現在。ある問題が発生している。

 

私は卓球が上手すぎるということだ。

支離滅裂に感じるかもしれないが、これが大問題なのだ。

 

私は中学から大学まで卓球に打ち込んでいた。全国大会に出場したこともあるほど一生懸命に、毎日毎日卓球をしていた。その結果、常人では手も出ないほどのスピードのスマッシュを打ち、またそれに反応し、ボールに変幻自在な回転をかけ、台の端から端まで自由にコースを打ち分けられるようになった。

一方、将棋はどうだ。よたよたと本で読んだ定石を真似するのみで、知らない手を打たれた途端に狼狽し、コンピューターの6級相手に待ったを連発している。挙句負ける。

もちろん始めて2か月なのだから当たり前である。しかしそのたびに、自分の卓球の上手さを痛感してしまうのだ。

卓球をしていた頃、当たり前に行っていた「フォア前に短く下回転サーブを出すので、フォア前かバック深くに返してもらって、フォア前だったらバックに流して、バック深くだったら回り込んでバックに打つので、そっからバック対オールで」という練習なんて、意味が分からない。レベルが高すぎる。あの頃は思った通りに、思ったボールが打てるのが前提で成り立っていた。将棋ではフォア前にどころか、まだ下回転サーブすらまともに出せていない。

 

もう卓球より上達するものはない。何か新しいことを始めるたびに、その思いが水を差してくる。

じゃあ卓球しておけよという話だが、久々に卓球をしてみると、あの頃当たり前にやっていた練習が全然続かなくなるほど下手になっているのだ。もう何なんだ。結局卓球も大したことねえじゃねえか。

 

とりあえず、もう少し将棋を続けてみようと思う。

 

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これまで、学生時代の細やかな栄光に囚われている哀れな男のように書いてきたが、事実、いつまでも過去の卓球の実績を誇っているのはダサい。では現在進行形で、私が他人に誇れるものは何か。

 

それは「お通じの良さ」だ。

 

私は非常にお通じがいい。快腸。野菜・海藻・豆類などが好きなので、ちゃんと食べているからだろうか。1日3回、ご飯を食べた後に規則正しく便が通る。

入れたら出る。さながらロケット鉛筆の様である。この例えを友人に誇らしげに話した際、ロケット鉛筆では出したものをそのまま口に入れることになっていないか、と鋭い指摘を受けた。確かに言われてみればその通りだ。しかし私が言いたいのはそういうことではない。ここはひとつ、私から出たものが肥やしとなり、作物を育て、また私の口に入る。そんな長いサイクルでとらえて、ロケット鉛筆ということにしていただきたい。

ちなみに一回の時間も長い。家だと30分以上トイレに籠ってしまう。一日のスケジュールを円グラフで書くあれをやった場合、私は1日3回のトイレを書かざるを得ない。もちろん、ずっと踏ん張っている訳ではなく(というか踏ん張る必要のない快い便しか出ない)、トイレの中で何かを読んだり考えたりする時間が、私にとって非常に貴いものなのである。

 

とまあこんな感じで、私はうんちの話を頻繁にしている。きっとお通じがいいからだろう。

何気ない日常の話から、うんちに関する馬鹿話、はたまた真剣な考察など、うんちの話であれば硬軟自在に話すことができる。特に「家の前にうんちがモリモリと入った女性のパンツがあった話」は、私の一番の鉄板トークである。何回も何回も話すうちに、完成度も上がっていて、今では落語のようになっている。

 

故あって昨年末から職場環境が変わった。それなりに飲み会などで交流する機会も増えてきたのだが、そこでも変わらずうんちの話をしている。何なら真っすぐにうんちの話で切り込んでいる。覚えたての将棋になぞらえるとすれば、棒便戦法といったところか。

幸運なことに、職場にはうんこ肯定派の方が多かったので、今のところ友好的な関係を築けている。

 

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私が卓球を始めた理由は、映画「ピンポン」の窪塚洋介がかっこよすぎたからである。そんな憧れの窪塚はここ数年"腸活"を盛んに発信している。全ての道は窪塚に通ず。

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