暇のパラメータ

暇なので書いてます。

日々の雑感

最近視力が落ちてきた。

 

先日職場の健康診断を受けた際に、その事実は判明した。これまでの私は変な表現だが、視力検査など全く眼中になかった。普段のグダグダな姿勢によって丸く固まった背中を限界まで伸長させることにのみ必死になっていたのだ。全くのんきなものである。

そしてルールすれすれの背伸びで身体測定を終えた後、血圧測定を行い、視力検査に移った。そして途端に焦りだす。これまでは余裕で答えられていたはずの大きさのランドルト環に、なんだかピントが合わないのだ。もしやこれが目が悪い人の感覚なのか、と一瞬で脈拍が早まった。血圧測定が先でよかった。

 

私は小さい時から視力が良く、それを誇りに思っている節があった。これまでの人生で読書・ゲーム・パソコン・スマホと一通り目が悪くなるといわれる活動を行ってきたが、私の視力はずっと1.5以上をキープし続けてきた。それゆえ私は視力が一生良いままの特別な存在だと驕っていたのだろう。

しかしだ。今回はいつもと全く違う。ランドルト環の存在はそれなりに大きく捉えているのだが、どうにもぼやけて輪郭がはっきりしない。頭を前後に動かすことで強引にピントを調節してなんとか抗う。以前であれば終始くっきりと環の欠けが認識できていたので、わんこそばのようなテンポ感で答えていたというのに。今回はふんわりとした印象しか掴めず、恐る恐る方向をつぶやいた。

 

結局、視力検査の結果は両目とも1.2だった。そこまで視力は落ちていないと思われるかもしれないが、私にとっては歴史的敗北である。結果よりも内容が悪すぎた。こんな闘いをしていてたら、来年には1.0を割る未来まで想定できてしまう。

 

これからの健康診断は丸まった背中を引き延ばしながら、遠くの緑を眺めることにしよう。

 

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近所のスナックに求人のチラシが貼られていた。

「ルックスに自信のある女性募集!」

あまりに潔い募集要項に清々しさすら覚えてしまう。

 

それから1ヶ月後くらいだろうか、スナックの前を通りがかるとチラシは無くなっていた。

きっとルックスに自信のある女性が入ったのだろう。職場のスナック好きのおじさんに教えてあげようと思った。

連れて行ってくれという意味では決してない。

 

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昨日、キャベツと油揚げの味噌汁を作ろうと思った。具材を切って鍋に入れる。その時点で味噌がないことに気がついてしまった。しょうがないので何かないかと棚を探ると、いつぞやの結婚式でもらった出汁パックが出てきたので使うことにした。

出汁パックを具材とともに2分程度煮出して、適当に醤油、酒、みりんで味を付ける。一口飲んでみると実に弱々しいめんつゆの味がした。出汁の風味は感じるが、いかんせん味が薄すぎる。

私は自分の感覚で味付けした場合、適量の2歩手前の塩加減になる。味が薄いことにはそれほど問題を感じないが、味が濃いことを極端に嫌うためだ。とはいえさすがの私でも今回のスープは味気なかったので、めんつゆを追加して味を整えた。そして、入れた瞬間に思う。

 

これなら最初からめんつゆで味付けすれば良かった。