私は割と旅行好きな方だと思う。最近は行けていないが海外旅行も年一回は行っていたし、土日でふらりと近場に出かける旅であれば、月1回以上は行っている気がする。
しかしどうにも荷造りが嫌いだ。国内の近場なんて別に準備のやりようもないが、それでも支度をしなきゃと思うと憂鬱になる。特に海外旅行となれば最悪である。
出発の日が近づくにつれて増していく旅のワクワク感。それにべったりと張り付いて忍び寄る荷造りのかったるさ。プラスマイナスの感情に精神をねじ切られながら、結局何もせず当日の朝を迎える。そして強引にどたばたと荷物を詰め込んで出発。それが旅の常だ。出発してしまえばあとは楽しいだけなんですけどねえ。
当然のこととして、荷ほどきも同様に嫌いである。そのため可能な限り荷物を片付けずに、そのまま次回の旅行に繰り越すというスタイルを取っている。
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今週のお題「カバンの中身」
前段が長くなってしまったが、要は日常使っているカバンも同様で、一切の整理などはなく、基本的に入れっぱなしているものがただ入っているという状態である。逆にずっと入っていたものを何かの拍子で外に出してしまうと、それから全く持ち運ばなくなってしまうことが多々ある。
ちなみに私はナップサックを愛用している。雑多にものを持ち運ぶための袋という感じがなんか良い。
今ナップサックに入っていたもの
折りたたみ傘
別に急な雨に対応しようと考えてナップサックに入れている訳ではない。
ただ単に長い傘を持っていないのだ。そのため日常使う傘として折りたたみ傘を使用しており、どんな大雨であろうとその一本で戦っている。そしてその折りたたみ傘を普段置いておく場所が、たまたまナップサックの中なのである。この微妙なニュアンスが伝わるだろうか。
まあ思考は違えど結果は同じなので、急な雨が降った時には非常に助かっている。そしてそのたびに「なんかたまたま折りたたみ傘が入ってたんだけど。ラッキー!」と幸運に心躍らせている。この幸福の感じ方は、雨が降るかもしれないと事前に考えて、用意周到にカバンに折りたたみ傘を入れている人間にはできない芸当である。ちょっと人生得していると毎回思う。
カードケース
雑多なカード類をパンパンに詰めたカードケース。期限切れの世界堂の会員証や二度と行く見込みのない病院の診察券など、半分以上はいらないカードで構成されている。
献血カード
何故かカードケースの中ではなく、裸の状態でナップサックの内ポケットに入れられている。献血カードの記載によると私はこれまで7回献血に行っているようだが、一度も献血カードを出し忘れたことはないので、まあ良しとする。
色褪せたレシート
しわくちゃのパンフレット
朽ち果てかけたポケットティッシュ
もういつから入っているのか分からない紙たち。
携帯用キーボード
外で文章を書きたいときに便利かなと考えて、最近購入した。折りたためるのでコンパクトになる点は良いが、ずっと入れておくには少し重たさを感じる。これは一度ナップサックから出してしまうと、それっきりメンバー入りできないという確証がある。少なくとも元を取れるくらい使うまでは、ずっと入れっぱなしにしておきたい。
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上の写真を撮るために携帯キーボードを出したのだが、案の定今は机の上に転がしてある。多分もうナップサックの中には戻せない。
実際、この文章もフリック入力で書いている。